1.書籍情報
宮沢和正著、日経BP、2020年12月発行、226ページ
2.購入した経緯
カンボジア中央銀行の方とミーティングをする機会があり、事前勉強のため購入。
3.読書メモ
ブロックチェーンについての実践の書。以前、本ブログで採り上げた、中島先生の『アフター・ビットコイン2 仮想通貨vs.中央銀行』がアカデミックな内容であったのに対し、本書では最前線でのストーリーが学べる。両方読むとバランスが良い。
第7章(デジタル通貨の未来)は、新ビジネス創造のための示唆に富む。中央銀行デジタル通貨と民間デジタル通貨の棲み分け(193ページ)や、既存通貨には無い、デジタル通貨ならではの「通貨の機能」である「広範な情報やデータを埋め込む機能」を活用した法人決済分野でのデジタルトランスフォーメーションなど。
4.購入前の自分に薦めたい度
★★★★★(5段階中5)