『メモの魔力』

メモの魔力 読書メモ - ビジネス

1.書籍情報

前田裕二著、幻冬舎、2018年12月発行、254ページ

2.購入した経緯

本屋でよく目に留まることから購入。

3.読書メモ

単なるメモ術のテクニカルな本ではなく、アイデア出しから自己分析まで、思考の深め方についての本。「ファクト」を「抽象化」し、更に「転用」する手法による。

以下数点メモ(「→」部分は私のコメント)。

■メモによって鍛えられる5つのスキル(27ページ〜)
 ①アイデアを生み出せるようになる
 ②情報を「素通り」しなくなる
 ③相手の「より深い話」を聞き出せる
 ④話の骨組みがわかるようになる
 ⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる

■パスカルが友人に宛てた手紙のエピソード(87ページ)
「『今日は時間がなくて、手紙が長くなってしまいました』。つまり、時間がなくて十分な抽象化ができなかったから、手紙が回りくどく、本質から遠ざかり、長くなってしまった、というのです。」

■コンサルタントの波頭さんの言葉(118ページ)
「これからの時代は(中略)自分がやりたいことや、美意識が明確な順に豊か。お金がいくらあっても、やりたいことや美意識が明確でない人は、不幸になるかもしれない。」

■「経験していないこと、知らないことは、『やりたい』と思うことさえできないのです。であれば、経験の数自体を増やして、「やりたいこと」を見つける確率を上げましょう。
→新卒採用面接で「当社に入ったら何をやりたいか」と聞くことにどこまで意味があるのか、いつも疑問に思いながら面接官をしています。 

4.購入前の自分に薦めたい度

★★★★☆(5段階中4)

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