『僕は君たちに武器を配りたい』

僕は君たちに武器を配りたい 読書メモ - ビジネス

1.書籍情報

瀧本哲史著、講談社文庫、2011年9月発行、296ページ

2.購入した経緯

たまたま本屋で『2020年6月30日にまたここで会おう 瀧本哲史伝説の東大講義』に出会って以来、すっかり著者のファンになり、次に『ミライの授業』を読了。『ミライの授業』も良かったので、著者の作品すべてをアマゾンでまとめ買い。著者の第一作であり、2012年度ビジネス書大賞受賞の本書からスタートするもの。

3.読書メモ

社会で生き残るための思考法(武器)についての本。

11ページに書かれている「不安解消マーケティング」は、現在では、アフィリエイトブームを煽る本がこれに該当すると思われる。当時の、会計や英語、ITブームの時と若干違うのは、今回の方が相対的に、仕掛け側に回りやすいことか。

また、165ページのイノベーションの訳語(革新というよりも、新結合)に強く同意。革新と言うと難しく感じ、手をこまねいてしまうが、既存のものの新たな結合と言えば、心理的なハードルは下がる。

2011年発行の本だが、根本的な思考法を説いており、今でも問題なく通じる。当時と現在で世間のトレンドが大きく異なるのは、上記のブームの他、198ページの「会社は株主のもの」という箇所くらい。

4.購入前の自分に薦めたい度

★★★★☆(5段階中4)

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