『絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理 コロナ対応版』

絶対に休めない医師がやっている最強の体調管理 コロナ対応版 読書メモ - 健康・生活

1.書籍情報

大谷義夫著、日本経済新聞出版、2021年12月発行、240ページ

2.購入した経緯

本屋の棚で発見。健康関連の知識をアップデートしたく購入。

3.読書メモ

分かりやすくてためになる。すぐに実践できる体調管理法も多数紹介。

■風邪の原因は80〜90%はウィルス。残りは細菌。抗生物質は細菌を殺すための薬なのでウィルスには効かない。現在は「風邪で不要な抗生物質は出さない」のが医者の常識。最もメジャーな風邪のウィルスするはライノウィルスで30〜40%。別名「鼻風邪ウィルス」。コロナウィルスは10〜15%。あとはインフルエンザウィルス等。風邪を引き起こすウィルスは200種類程度あると考えられている。(42ページ)

■体は、ウィルスが侵入してきたとき、体温を高めることで免疫力を活性化させ、ウィルスを撃退しようとする。よって、どうしても大切な用事があるなどで一時的に使う分にはよいが、何度も連続して解熱剤を使うべきではない。咳止めも同様。咳や痰は、気道に入り込んだウィルスなどを追い出すための防御反応なので。(54ページ)

■日本人の死因第7位となっている誤嚥性肺炎を防ぐため、ものを飲み込む喉の力を鍛える。口を大きく開いて舌を出したり引っ込めたりを2〜3回繰り返し、舌を出した状態で左右に2〜3回繰り返し動かす。なお、誤嚥性肺炎は、食事よりも唾液の誤嚥の方が問題。寝ている間に口腔内細菌を含んだ唾液が気管に入ってしまい、肺炎を発症する。(123ページ)

■トマトを加熱して食べるとよい。赤い色素リコピンは抗酸化作用があり、血管と血液の酸化を食い止める。油と一緒だと吸収率があがる。(138ページ)

■「海藻を食べると髪がフサフサになる、というのはイメージから来るもので、科学的根拠はないのです。」(138ページ)

■食べる順番として「ベジタブルファースト」。食物繊維が多い野菜を先に食べることで、糖質が吸収されるスピードを緩やかにし、血糖値の急上昇を避ける。肥満対策になる。(138ページ)

■寝る30分前以降はブルーライトは浴びない。(183ページ)

■週末の寝だめはよくない。体内時計が狂う。やっても平日より1時間程度長く寝るのに止める。体内時計を整えるには、朝起きて日光を浴びることも重要。寝不足を感じている場合は、休日に1時間程度の長めの昼寝をとるのは可。(185ページ)

■「いびきとは、気道が狭くなっている状態で呼吸するときに聞こえる、空気が通る音のこと。気道が狭い状態で呼吸をしていると、呼吸を調整している自律神経に負担がかかります。その結果、寝ても体の疲れが取れないのです。」(193ページ)

■ウォーキングは1日30分が目安。朝昼晩10分ずつに分割してもよい。しっかり腕を振って大またで早歩きをする。(208ページ)

4.購入前の自分に薦めたい度

★★★★☆(5段階中4)

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