『ジェイソン流お金の増やし方』

ジェイソン流お金の増やし方 読書メモ - 健康・生活

1.書籍情報

厚切りジェイソン著、ぴあ、2021年11月発行、192ページ

2.購入した経緯

結構売れているようなので気になって購入。

3.読書メモ

非常に真面目でスタンダードな内容。著者の投資哲学がしっかり示されており、買って損はない。

著者は芸人として知られているが、優秀なビジネスパーソンであることが分かる。(外国で芸人としてやっていけるぐらいだから相当優秀なことは想像に難くないが。)

■72の法則:「72÷2倍になるまでの年数=金利(%)」(注:複利運用前提)(23ページ)

■「物を節約することも、浪費しない工夫もお金を稼いでいるのと同じ」(48ページ)

■「それは本当に自分の欲しいものか」と問いかけて、Hedonic treadmill(快楽順応)から降りる勇気を(49ページ)

■「僕自身は「米国ETF」を購入して運用しています。その理由は「とにかく手数料が安いから」。(中略)とはいえ、いきなり海外ETFをやるのは、初心者にはハードルが高いはず。海外ETFを購入するには通貨を日本円から米ドルに両替する必要があったり、配当金の再投資を自分でやらなくちゃいけなかったり、税金の問題などあるから、初心者には投資信託の方が簡単かもね。」(82ページ)

■「初心者のみなさんが取り組みやすく、かつ僕が投資をしているのとほぼ同じ銘柄は「楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称:楽天VTI)」(91ページ)
VTI:バンガード・トータル・ストック・マーケットETF。アメリカの市場に上場している株式の99%以上をカバー。

■VTIを推す理由(アメリカの将来性以外で)(110ページ)
①構成銘柄がグローバルで活躍している企業がほとんどだから
②組入銘柄が変わるから(収益を上げられないと市場から退場させられる)

■「個別株をやらない最大の理由とは、前述しているように僕が資産運用しているVTIには、個別株で投資をしたくなるような優良企業がすでに含まれているから。(中略)しかも、中小企業の株も入っているから、これから大化けする可能性を秘めている株もある。」(165ページ)

■仮想通貨の相場は、400年ほど前にオランダで起こった「チューリップ・バブル」のようなもの。それ自体の価値ではなく、人々の思惑によって価値が決まっている。(168ページ)

4.購入前の自分に薦めたい度

★★★★☆(5段階中4)

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