1.書籍情報
東大ケーススタディ研究会著、東洋経済新報社、2009年9月発行、141ページ
2.購入した経緯
頭の体操のために購入。
3.読書メモ
フェルミ推定の基本体系と基本5ステップを整理してくれているのがありがたい。
■基本体系
1. ストック問題
1-1. 所有アプローチ(1-1a. 個人・世帯ベース、1-1b. 法人ベース)
1-2. 存在アプローチ(1-2a. 面積ベース、1-2b. ユニットベース)
2. ストック問題
2-1. マクロ売上推定(需要サイドから推定)
2-2. ミクロ売上推定(供給サイドから推定)
■基本5ステップ
①前提確認、②アプローチ設定(横に展開する式を考える)、③モデル化(縦に分解する式を考える)、④計算実行、⑤現実性検証
本書には筆者によるフェルミ推定の実施例がたくさん載っているが、現実例検証の結果、ハズしてしまった例もそのまま載せてくれているのがよい。
一方、ペンと紙を使って取り組むことを前提としているため、数式がかなり複雑になっている気がした。ペンと紙を使わず、頭の中だけで取り組むことを前提としたシリーズがあると、歩きながらや、電車内でもできるので面白いと思う。
4.購入前の自分に薦めたい度
★★★☆☆(5段階中3)