『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』

世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方 読書メモ - ビジネス

1.書籍情報

八木仁平著、KADOKAWA、2020年5月発行、213ページ

2.購入した経緯

自分は一体何がやりたくて生きているのか、と常にもやもやと思ってきた。それに答えを出すヒントが得られるかもと思い、購入。

3.読書メモ

今まで読んだこの手の本の中で断トツに良かった。シンプルかつ論理的。普段は、本の中のワーク部分はやらないことが多いが、本書のワークは真剣に取り組んだ。

「大事なこと」「得意なこと」「好きなこと」に分けて分析(自己理解)を行う。「得意なこと」と「好きなこと」の重複部分を「やりたいこと」、さらに「大事なこと」とも重複した部分を「本当にやりたいこと」と定義。

自分の場合、「大事なこと」と「得意なこと」はすぐに理解できたが、「好きなこと」に苦戦。それでもワーク(「子供の頃、言われなくても勝手にやっていたことは何か」「本屋でつい見てしまう本は何か」など)を通じて、ようやく自分の「好きなこと」が見えてきた。

自分の「好きなこと」は空間デザインやレイアウトであり、自分の仕事(金融コンサル)とは全く関係がない…。響きの良さや給料の良さで仕事を選んだツケがここにきて回ってきたか…。

それでも、脳には「カクテルパーティー効果」や「カラーバス効果」(選択的注意)といった機能があるので、「好きなこと」がはっきり分かったことは大きな収穫。つまり、今後、「好きなこと」を仕事にするためのきっかけに気がつきやすくなると思う。

最後に、以下2文をメモ。

■「役に立つから好きなこと」を仕事にしてはいけません。「興味があるから好きなこと」を仕事にしてください。(153ページ)

■「まずは役に立ちそうなことを勉強して、それから『やりたいこと」が見つかったらいいな」と考えている」(163ページ)

4.購入前の自分に薦めたい度

★★★★★(5段階中5)

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