１．書籍情報
近藤哲朗著、KADOKAWA、2018年9月発行、256ページ
２．購入した経緯
仕事でビジネスモデルをうまく図解する必要があり、以前採り上げた『ビクト図解』と同時に購入。
３．読書メモ
見開き半ページがビジネスモデル図で、残り半ページが説明文という構成。長い説明で有名な『ストーリーとしての競争戦略』を読んだ後であったためか、半ページだけでのビジネスモデルの説明は物足りなく感じた。というより、ビジネスモデルの表面をなぞるのが限界と感じた。
それでも、世の中のビジネスをモデル化して整理していくのは面白い取組みだと思って読んでいたが、途中で良く知っている企業が事例に出てきて、実態以上に賞賛されているのを読んで、「もしかしたら他の企業も実態以上に賞賛されていることがあるのかも。だとすれば、誤った思い込みを持ってしまうリスクがある」と急に怖くなり、読むのをやめてしまった。
良いところも悪いところも書いてくれれば信憑性があったが、取組みの性質上、そして特にそれを書籍化する都合上、悪いところを書くのは難しかったのかもしれない。
４．購入前の自分に薦めたい度
★★☆☆☆（5段階中2）
