1.書籍情報
中島真志著、新潮社、2020年6月発行、282ページ
2.購入した経緯
仮想通貨について頭の整理をしたくて購入。
3.読書メモ
「決済」の世界で非常に有名な、元日銀マンの中島先生による本。話が非常に整理されており、専門性がありながらも分かりやすい。
世間では「仮想通貨」という言葉が思い思いに使われており、何が何だかよく分からずにいたが、中島先生の整理、すなわち「仮想通貨(「①ビッドコイン」→「②アルトコイン」→「③ステーブルコイン」)」→「④デジタル通貨」という整理(145ページ)を読んで、ようやく頭がスッキリした。この整理がデファクト・スタンダードになってくれればと思う。
また、これからが気になる中央銀行デジタル通貨(CBDC)についても詳述されており、役に立つ。同時に、なぜ最近リブラ(現ディエム)のことをあまり聞かなくなったのかも理解できる。
4.購入前の自分に薦めたい度
★★★★★(5段階中5)