1.書籍情報
安達裕哉著、ダイヤモンド社、2023年4月発行、335ページ
2.購入した経緯
すごく売れているようなので購入。
3.読書メモ
なんかそれほどでもない気が。
■「怒っているときは、人間の頭が悪くなる瞬間であり、冷静になって思考力を回復する、つまり頭をよくする時間に6秒必要となるわけです。」(52ページ)
■(注:ドラッカーを引用して)「知識ある者は理解されるよう努力する責任がある。素人は専門家を理解するために努力すべきである。あるいは専門家は専門家と話が通じれば十分であるなどとすることは、野卑な傲慢である。」(59ページ)
■「コンサルに入ってまず、簡単にアドバイスするな、意見を言うな、とにかく相手に話してもらえ、と徹底的に教えられました。コンサルはアドバイスする仕事だと思っていた私は驚きました。」(111ページ)
■「ネットで検索をするとき、検索用語に続けてスペースを入れ、その次に【site: .go.jp】と入れるやり方があります。 これは対象となるサイトのドメインを指定して検索をするオプションで、政府系のドメインのサイトだけが表示されます。」(149ページ)
■「脳科学者の山鳥重紙は、著書『「わかる」とはどういうことか-認識の脳科学』の中で、我々の知覚系は「区別」し「同定」することを繰り返している、といいます。 たとえば、木の棒状の物を”鉛筆である”と認識する行為は、背景から鉛筆を「区別」し、これまでの視覚経験からそれと同じものを照らし合わせて「同定」する行為です。 違うものを分け、同じものをまとめる。それは整理の作業そのものです。(中略)つまり、理解するというのは、”分ける”ことであり、整理することなのです。逆に理解できないというのは”分けられない”状態であり、整理できていない状態なのです。」(188ページ)
■知的で慕われている人の聞く態度(233-234ページ)
①肯定も否定もしない
②相手を評価しない
③意見を安易に言わない
④話が途切れたら、むしろ沈黙する
⑤自分の好奇心を総動員する
■「教わるのがうまい人は、聞きやすい人や身近な人ではなく”聞くべき人”を考えてから聞きにいき、さっさと課題を解決し、成長します。 では、聞くべき人とはどんな人か。それは答えを知っている人であり、的確な助言をくれる、簡単に言うと、優秀で頭のいい人です。」(275ページ)
4.購入前の自分に薦めたい度
★★★☆☆(5段階中3)