『大人の週末起業』

大人の週末起業 読書メモ - ビジネス

1.書籍情報

藤井孝一著、クロスメディア・パブリッシング、2019年5月発行、272ページ

2.購入した経緯

副業についての情報収集。

3.読書メモ

奇を衒った話はなく、オーソドックスな内容。筆者の副業(現・本業)がセミナー講師・経営コンサルタントのため、内容がその方向に寄ってはいる。

■遊びは「誰かの役に立っている実感」が持てない。仕事あっての楽しさ。人には生まれつき貢献意欲があり、それが満たされないと居心地が悪い。人生を燃焼させている手応え、生きている実感は、誰かの役に立って感謝されるからこそ得られる。(63ページ)

■自分が心底やりたいことのヒントは、仕事に埋没する前の幼少期や学生時代にあることが少なくない。それを明らかにすることで、やりたいことを見つける。(125ページ)

■人は自分の良さには気づきづらい。特にサラリーマンは職場で同じような人に囲まれている。達人レベルの仕事をしていても、周りも同じだと、その値打ちが見えにくい。自分の可能性を再発見すれば、自分がやるべき仕事のヒントが浮かび上がる。(137ページ)

■「(客に)売り込まず」に「(客を)呼び込む」にはどうしたらよいか。
①自分の専門分野に関する情報を発信する、②情報の受信者向けにセミナーなどを開催し、集まってもらう、③セミナー内容に共感してもらい、希望者の個別相談に応じる、④相談に乗りながら、相手からコンサルを要請させる(有料コンサルのメニュー表を用意しておく)(176ページ)

■専門分野を定めたらすぐに情報発信を始める。この段階では具体的な起業ネタは定まっていなくてもよい。発信していく過程で将来の見込客を発見し、育成していける。そうした見込客の要望に応じる形で、起業ネタが定まることもある。(180ページ)

■起業のやってはいけない10のダブー(216ページ〜)
①本業をおろそかにするべからず
②安易に仲間と始めるべからず
③お金はできるだけ使うべからず
④途中であきらめるべからず
⑤安易に法人化するべからず(事項参照)
⑥納税を怠るべからず
⑦安易に資格に走るべからず
⑧環境整備を怠るべからず
⑨安易に会社を辞めるべからず
⑩不安を恐れるべからず

■最初は「雑所得」で始まり、「一定規模の収入が継続的にある場合」になれば「事業所得」で申告(明確な基準はないので、不安なら税務署にどちらにすべきか相談)。一般に、「事業所得」の方が、経費として認められる範囲が広がるなど、税務上有利。(233ページ)
(なお、「所得(=収入ー経費)」が年20万円以下であれば、所得税の申告は不要だが、住民税にそのような特例措置はないため、申告しなければならない。)

■更に事業が成長したら法人化を検討することになるが、法人住民税の均等割(赤字でも発生)が年間約7万円、決算や申告に関わる税理士報酬(通常10〜20万円)、社会保険への加入(個人事業主の場合、従業員が5名以下であれば加入は任意)、などの負担がかかる。一般的な目安として、「所得」が年間500万円程度になった場合、これら負担を上回る税務上のメリット(法人税率の方が低い)などがあるため、法人化を検討する(235ページ)

4.購入前の自分に薦めたい度

★★★★☆(5段階中4)

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